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「冗談はオブラートに包んだ悪意」とか、そーゆー表現ができる人でないと被害者面する資格はないと思う [ニュース読んでみて]

2018年7月11日のwithnews、「冗談は『オブラートに包んだ悪意』です 小3の出来事を描いて話題に」という記事です。

 

内容を無理にまとめるとこんな感じ。

 

・作者の小学校時代の体験を描いた漫画が話題に

・クラスの男子にひどいことを言われ、「冗談のつもりだった」と謝る彼に対して、教師が「世の中には冗談が通じない人もいるんだから」と言ったことに驚いた、という内容

・「冗談はオブラートに包んだ悪意」という言葉が印象的、他人をいじるタイプの冗談は悪意でしかない

・反響は多いが、ほとんどが賛成意見だという


 

ふーん。


 

あの、別に、このマンガの作者をたたきたい気持ちは全くないです。

 

ひどいことを言ったという男子がどの程度のことを言っていたのかもわからないし、

担任の先生のセリフは俺もなんとなく違和感を感じるし、

まぁ、これに共感する人が多いのはわかる。


 

ただ、冗談はオブラートに包んだ悪意、という言葉には違和感を感じます。

 

完全に否定したいわけじゃないですよ、違和感を感じる。

 

別にこの記事に限ったことじゃないのですが、

「相手のことを思いやろう、アナタにとってはほんの些細なことでも、傷つく人もいるんだよ」系の記事といいますか、その辺の記事全般に感じる、俺の違和感なんですけど。


 

あの、世の中に悪意のあるいじりがあることは知ってます。

 

俺なんかはどちらかというとひたすらいじられる人生を送ってきましたので、

俺のこと好きでいじってきている、ちょっかいだしてきているのか、悪意のある、俺をバカにしているいじりなのか、

その辺のことはすぐにわかります。何の自慢なんだ(笑)

 

それをされて傷つく人がいるのは分かる。

特に、バカがテレビの毒舌芸人とかを見て、マネしてつまんねーいじりとかをしてるのを見るとホントに反吐が出る。

毒舌と下ネタはワンランクもツーランクも上のセンスがいるんだよ!!

バカが見よう見まねでできるようなもんじゃねーんだ、バカ!!!


 

・・・取り乱しまして。


 

何を言いたいかといいますと、

冗談が悪意というのはよく分かる、実際そうとしか言いようのない冗談もある。

 

ただそれで、あぁ、悪意をぶつけられちゃったなぁ、といちいち傷つくのって、

なんつーか、生きにくくない?と、思うんですよね。


 

悪いのはもちろん悪意をぶつけてくるバカです。

 

なんでそんなバカのためにこっちが変わらなきゃいけないのか、という気持ちになるのもよくわかる。

 

ただ、悪意をぶつけられて、ぶつけられたなぁ、もやもやするなぁ、生きにくいなぁ、なんて傷つくのは、あまりにも非生産的で。

てゆーか、バカに傷つけられるなんて単純にムカつくじゃないですか(笑)

 

バカがいない世界がそりゃ理想だけど、

どうしたってバカは一定数世の中にいるわけだから、

で、あれば、悪意をぶつけられた時のしたたかさ、しなやかさ、気にしないためのする―スキル、みたいのを身に着ける方が、よっぽど生産的じゃないかな、と思うわけです。

 

もちろん人によって悪意に対するそもそも持ってる耐性であったりとか、耐性をどれくらい高める必要があるか、という個人差があるとは思うものの、

 

悪意に対する耐性が高いなら、高いにこしたことなくない?

と、思うわけです。

 

かつ、耐性と冗談のセンスを磨いて、冗談を遠慮なく言い合える関係がたくさん作れるに越したことはないんでない?なんてなことも思います。

 

だからその、そもそも持って生まれた運動神経のこととかもあるし、仕事で筋肉を使うかどうかみたいな問題もあるけど、

まぁ、運動できるにこしたことはなくない?みたいなことで。

 

「運動できるから偉い」とは思わないものの、運動できる方が健康にもいいし、まぁ、できないよりはできる方がいいんでない?みたいな。そんなかんじ。


 

で。


 

この記事のマンガ描いたマンガ家さんに特に文句はございません。

で、共感を呼んでるのもいいし、こーゆーことってあるよね、と思ってる人にも文句はない。

 

ただ、あんまりこーゆー記事が広がるのもいいことばかりではないと思っていて。


 

なぜかというと、さっき書いた「毒舌芸人のマネをしてクソつまんないいじりをする」、みたいなヤツがこのテの記事でもいると思っているんですね。


 

つまり、この記事のマンガ家さんは、「冗談はオブラートに包んだ悪意」ということを表現にまで高めているので、いい。

いい、とか俺が言うのも変ですけど、他に表現が思い浮かばないので(笑)


 

ただ、表現にまで高めるだけのセンスのない、

「冗談って悪意だよね~」なんて、表面だけペロッと舐めたようなことを言うヤツが、

したり顔で被害者面をする、みたいなことになると、これはいかがなものかと。

 

今被害者面すれば結構なんでも許されるというか、ムチャクチャ文句言ってもいい、みたいな風潮になってるかんじがしますけど、

被害者面するのって一番非生産的だし、しょうもない。


 

漫画にしたり、表現、エンターテイメントに昇華できる人はいいんですけど、

大概の人はそこまでできず、ただただ被害者面をする、みたいな非生産的なことをし、仲良くなるために冗談を言う、みたいな人に対してもなんか、嫌な態度をとったり、なんてなことをしたりするんじゃないかと。


 

あの、「冗談は悪意をオブラートで包んだもの」を雑に扱っている人は、「毒舌芸人のマネでクソみてぇないじりをするヤツ」

と、表現は違うけどベクトル的には同じようなことをしている、と自覚した方がいいのではないか、なんてなことを思います。

 

「相手のことを思いやろう、アナタにとってはほんの些細なことでも、傷つく人もいるんだよ」系の記事って、だから全体的に違和感を感じるんですよね、俺。

 

もちろんその、たまにこういう漫画にする人とかが出てきて、共感を呼ぶ、という現象は別に構わないんですけど、

なんか最近やたらにこのテの記事が増えてるような気がして、生きにくいなぁ、こんな意地悪言われて傷ついた、〇〇ハラスメントだ!みたいなこと言って被害者面するやつが増えていくことって、決していいことではないと思うなぁ。

 

スルースキルとか、心の強さを鍛える、みたいな記事がもうちょっと増えてもいい気がするんですけど。どうですかね?


 

元記事を否定したい気持ちは別にないし、


 

このテの記事が共感を呼ぶのもまぁよくわかる。


 

とはいえ基本的には被害者のグチってとんでもなく非生産的なものであり、


 

表現にまで高められる人ならともかく、雑にマネする人が増えるのはあんまりよくないと思うなぁ。


 

雑にマネするのは「毒舌芸人のマネをしてつまんねーいじりするバカ」と同じようなことをしてる、と思った方がいいのではないかと。


 

いや、「毒舌芸人のマネをしてつまんねーいじりをするバカ」は最近叩かれやすいけれども、


 

冗談を言われる側という被害者側だからって、何やったって許されると思うなよ、とは思う。


 

と、思った、という話です。


 

はーぁ、寝よ。



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