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嫌だというのは分かりますが、ブスをブスと認めるのと女性蔑視は違うと思うよ、と。 [ニュース読んでみて]

「批判殺到『ちょうどいいブス』。Twitterユーザーの92.7%が否定派『女性を呪うな』『女性蔑視』」
という記事です。

内容を無理にまとめるとこんな感じ。

・「ちょうどいいブスのススメ」というドラマが放送中。原作は、お笑いコンビ「相席スタート」の山崎ケイさんによる同名エッセイで、山崎さんの「モテ技」がまとまったもの。
・「『私って、美人じゃないけど、ブスでもない…』そんな方にこそ、ご提案したい…。『もしかしたら私、ブスなんじゃないかな』と一度、仮定してみませんか?」
「あなたたちの生き方は間違いだらけ! それこそがブス! まずは自分が思っている以上に自分がブスであることを受け入れなさい!」といったメッセージを持つ
・ツイッター上では、「女性蔑視」等のネガティブな反応が92.7%
・そろそろ平成も終わる中で、「容姿イジリ」文化の終焉が来ているのかもしれない


はぁーん。


あの、このテの記事・・・つまり、女性差別だ、女性蔑視だ、という意見を表明している記事についてなんとなく思うことなんですけどね。

大体その、対案がないよね。
それって、基本的にはいろんな人を苦しめるだけだと思うんだけど。

あの、ちょうどいいブスのススメが女性蔑視かどうかは知りません。
ただ、少なくとも原作者の山崎ケイさんについては「ものすごく美人」としての生き方ではなく、自分の容姿のレベルを受け入れ、そのレベルの中でどう生きれば自分の望む人生が手に入るか、ということを考えた結果だと思うんです。

に、対して、この否定している人たちって、なんつーの、じゃぁ自分はどうしよう、みたいなことは全然考えてないんじゃないかな、と。
批判、まぁ、ブスと言われることは嫌だ、それによって生き方が規定されてしまうのも嫌だ、その気持ちは分からなくはないが、じゃぁ、どうすんの?あなたは?超美人としてこの先ずっと生きていくの?という。

あの、念のためお伝えしておきますと、俺自身は、ブスです。
まぁ、どうひいき目に見てもイケメンではない。
どう頑張って評価しても、まぁ中の下がいいとこ・・・という人間です。
ほら、ダメージ少な目になるように言うのが、リアルでしょ?(笑)

仮に俺がものすごいイケメンに生まれていたら、人生違ってたと思いますよ。
イケメンの方が絶対幸せだったかは分からないけど、少なくとも同じ人生は歩んでないと思う。
ただ、それを言ったってしょうがないし、配られたカードで勝負するしかない。そんなの当たり前じゃないですか。

その勝負の仕方が、「ちょうどいいブス」として生きる!と、決めたのであれば、その人はそれでいいじゃん。否定したってしょうがないでしょ。

「ちょうどいいブス」と言われて生きるのも嫌だ、周囲に人生決められたくない、もっともっと自分は輝けるはず・・・みたいなことかしら、これを批判している人たちって。
それって、本人がとっても苦しいと思うんですよ。だって決めてないんだもん、自分の生き方を。そんな状況じゃ自己評価も青天井だし、理想の人生も青天井でしょ。
「ちょうどいいブス」として生きるのも嫌だ、他の生き方でも押し付けられるのは嫌だ、みたく、いろんなことに文句ばっかり言いながら人生終わってくんじゃなかろうか、とか思ってしまうなぁ。


で。


まぁ、日本において女性に用意されている生き方、あるいは価値観が、女性蔑視的なのはそれはそれで分かります。

例えば男の後を黙ってついていくのがイイ女だ、みたいなことだったり、

若いうちに家庭に入っていい母として生きていくべきだ、とか、

男の浮気は甲斐性だけど、女の浮気は許されない、なんてなことがあったりしますわね。

このあたりのことは当然時代にあってないわな、と俺も思いますが、
ただ生き方を押し付けられるのが嫌だ、というのが強すぎて、対案が出てきてない気がします。

ちょうどいいブスに限らず、生き方を押し付けられる感じがして、なおかつ女性蔑視的な臭いが少しでもするとすぐ炎上するでしょ。
さっき書いたようなことは女性蔑視的なのは分かるけど、それに対応する案がない、ような気がするんですよ。
あえて言えば「他人に流されず、主体的に生き方を決め、自分らしく生きる」ことが対案だと思うんですけど、まぁ、男女関係なく苦手でしょ、日本人、それ(笑)

じゃぁその、仮にですけど、
顔もスタイルもバツグンに良くて、
男以上にバリバリ仕事をして金を稼ぎ、
子育てや家事をしっかりと分担して行うパートナー(しかもこのパートナーの年収は妻と同程度)と2人の子どもを育て、
しかも職場やママ友との間でも人気者、
みたいな人が存在して、その人をモデルにドラマが作られたとして、
そんな人の人生がアナタのモデルになりますか?と。

少なくとも俺のモデルにはならないよ、仮に男女が逆だったとしても(笑)

まず俺はブスだし!スタイルも悪いし!
収入も低いし、パートナー、恋人もいないし!
性格もねじくれ曲がってるし!

でもそれはそれでしょうがないじゃん。
その配られたカードの中で勝負するしかないでしょ。
その勝負の成功例が、ちょうどいいブスのススメだとすれば、素直にそれに学んだ方がいいと思いますけどね。


女性蔑視だ、差別だとか言ってる人って、この記事に限らず大抵の場合対案を持ってないかんじがする。

生き方を決められたくない、そんな押しつけは女性蔑視、差別だ、って言ってるだけ、みたいなね。
じゃ、アナタにとっての理想ってなんなの?みたいなことになんの答えも持ってない、みたいな。

昭和的な女性観ではなく、新たな女性の人生モデルを作ろうと考えた時に、

そりゃ世の中(俺も含めて)ブスの方が多いわけだから、超美人の人生をモデルにしたところで参考にできる人は少ないでしょう。

であれば、ちょうどいいブスの話についても、ちゃんと1つの事例として聞いた方がいいんじゃないの?

と、思った、という話です。

ちなみに、この記事で紹介されてたツイートのひとつに、

もう頼むからこれ以上女を呪うなよ、男に対して「自分をちょうどいいブスだと主体的に位置付けて謙虚に生きることで幸せになれるよ



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